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「ブルーノート」ってなんだあ?

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Cool Stuttin'

COOL STUTTIN'
BLUE MINOR
SIPPIN AT BELLS
DEEP NIGHT


 「青い帳面」?音楽知識もない上に、ノートをノートブックにする程度の英語力だと、こんなとんちんかんなことになる。「レコード会社のことなんだろうなー」くらい知ってれば、それはそれでたいしたもの。東芝EMIが日本でのレコード発売をずっと引き受けてきたので、東芝のジャズ部門だとずっと思いこんでいた人間もなかにはいる(私のことですけど)。
 ノートはこの場合音符のこと。ブルーノートはブルースに特徴的な音階で、ヨーロッパの伝統的音階にたいして、その第三と第七の音符が、ちょっと低くずれているのを指す。
 ところで、ジャズレーベルの方のブルーノートだけれど、こちらはブルース好きが嵩じてレコード会社をつくってしまったというわけなのだ。それが、いつしか重点はジャズに移り、このレーベルがモダンジャズに貢献した役割はそれはそれはたいしたものとなる。
 設立者のアルフレッド・ライオンがブルーノートを会社名に選んだことは、ブルースの特徴がブルーノートにあると考えたからだろう。ブルース好きがジャズ好きへとかわってもそれは同じだったんじゃないかと思う。
 ブルーノートでは1500盤台という作品群がもっとも有名だ。これは名盤が多いせいだし、なんといっても、モダンジャズ最盛期の演奏の録音だからだ。
 ちょっとしたジャズ好きなら、自分にとってブルーノートの「この一枚」があるはずだ。ぼくの一枚、いや、むしろ一曲は「クール・ストラッティン」のなかの「ディープナイト」だ。


タグ:ジャズ

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