4月11日から5月31日まで開催の「油絵事始」に行ってきました。
めあては高橋由一(1828-1894年)。歴史や美術の教科書には彼の鮭の絵が載っていたので、ぜひ本物を見ていたいと思っていました。
高橋由一は鮭の絵を何枚か描いているということで、教科書のものは現在東京芸術大学に所蔵されているようで、そちらを見れると思いこんでいたのですが、今回の展示の「鮭図」とは少々違っているものの満足でした。
印象に残ったのは青木繁(1882-1911年)の「二人の少女」(1909)で、さほど大きくない画面ですが、何とも言えない情感があって心が洗われる思いでした。出口に付近にあったし、他にデッサン一点だったので物足りない気もしましたが、この1点を見れただけでも、思いがけぬ大きな収穫でした。
この展覧会はヤンマーディーゼルの創始者による「山岡コレクション」を、「油絵事始」のコンセプトで企画展示したものらしいです。