ダシ巻き卵
物価の優等生という言葉があります。他が値上がりしても、我関せず我が道をゆくが如く低価格を維持していることが優等生の絶対条件として求められ、筆頭に卵が挙げられてきました。
卵は私の子供の頃はむしろ高級食材でした。親戚のおばあちゃんの特別の料理が、皿に割った目玉の卵と切ったソーセージを添えて蒸した一品でした。今思からすればたいしたものではないのですが、わざわざ蒸した一手間に卵の価値が思いやられます。
卵料理について知っているなんて言えるほどの知識を持ち合わせてはいないのですが、卵料理と言ったらダシ巻き卵。ちょっと甘めで作るのが好みなのは子供の頃食べた甘いダシ巻き卵の感動がいまでも忘れられないせいですね。
甘いダシ巻き卵が酒の肴にならないだろうって思う方も多いでしょうね。私は平気です。ダシ巻き卵の甘さは口直しと言うのでしょうか、かえって酒が進みます。ツマミの時はちょいわさびをつけるのが好みですね。