新潟県立近代美術館で開催中の「いわさきちひろ展」へ行ってきました。
わたしにとっていわさきちひろという画家が気になるのは、山中恒の「とべたら本こ」の挿絵を描いていたから。「とべたら本こ」はNHKがこの作品をもとに制作した少年ドラマシリーズの一つ。このドラマを見た後、学校でこの原作を見つけて、テレビ作品とは違う面白さに夢中で読みました。その時の挿絵がいわさきちひろ描くところの挿絵でした。特に後半のハーフの少女が妖精のように可憐で、物語を一層興味深いものにしてくれました。
その後も時折「とべたら本こ」を思い出していたのですが、ある時思いきって「とべたら本こ」を注文して、わくわくしながら待っていたら、手元に届いた本の挿絵は全く別人の全く別な作風でがっかりしてしまいました。
今回「とべたら本こ」の挿絵の原画があるかと期待していたのですが、残念ながらなかったですね。