8月21日
新潟市中央区東堀前通10番町1789らあめんおーや らぁめん730円
新潟市東区石山h5-1-25 らぁ麺 鯛あたり 海乾しお680円+鯛めし100円
おーやはラーメン雑誌やネットで評判のお店。そいじゃオヤジもということで見参。
11時40分ほどに到着。カウンターの7席だけの店内は満席。運のいいことに他に待ちはなく、一座席空くのを待つだけだから、時間はかからないだろうと踏み、待ち用の椅子に腰掛け店内を見渡す。メニューが豊富。トッピングなどでバリエーションをつけているのでしょうが、それでもたった1人で切り盛りしているお店としては驚異的な多さ。
らぁめん730円のスープは少し白濁。無化調らしいですが、お店が特にウリにしていないようで好感を覚えます。もちろん店主のこだわりは理解できます。
私は化調とか無化調とか興味はないですし、むしろ無化調だからと言ってやみくもに有難がるのは?と思っているくらい。もっともバカ舌と言われればそれまでですが。青島好きですしね。
スープは特定の味わいが突出せず、バランスの良い味わいで、これを塩がすっきりとまとめています。塩の力強さを感じますが、しょっぱいとは一線を画しているというか、その手前の状態と言った方がよいでしょうか。塩の印象はそれなりにあるものの、むしろ、一口目のインパクトとはなく、おだやかな落ち着いた味わいです。
麺は2×3mmほど、もちっととして緩いちぢれのある太麺。
トッピングはメンマ、チャーシュー、春菊。どうやら春菊は修業先で使われていたらしく、某ブログによれば見た目からも「なるほどあのお店」と分かるらしい。店内に神奈川の本丸亭の2店舗の修業先が明記され、「横浜方面に行かれた際は、ぜひともお立ち寄りください」と案内されています。
青物に春菊を使うのは、新潟ではこのお店が最初でしょうか。春菊の苦手な人には半身の味玉に替えることもできるとしているのも、押しつけがましくなくこの点も好感が持てます。
ここのチャーシューのおいしさにはちょこっと感動。
ラーメンはおいしいとは思いますが、ネットの高評価ほどではないと個人的に感じました。ただ、ネットで大きく取り上げられ、評判になるのも当然だと思います。いかにもラオタ好みのお店?ですかね。
せっかく新潟市まできたのだから、最低でも2杯、できれば3杯は食べなくてはというばかばかしい強迫観念で次なるお店はどこに?
おーやと国道7号を挟んで向かい側には石門子があり、てっとりばやく、こちらにしようかとも。道路を渡ると石門子に次々と訪れる人の姿に気づきます。店内にも立ち待ちの客の影。この日のお昼の時間帯だけからすると、石門子の方が混んでいました。新潟市の人たちは石門子の方が好みなのかもしれませんが、食べてる席の後ろで立って待っている客がいるなんて、私には食った気がしないのですけれども。ってことでパス。
次の候補は人情横丁の信吉屋でしたが、残念ながら定休日。人情横丁の他のお店という手もあったのですが、ここは思い切って前に一度行ったことのある越後石山の鯛あたりを再訪することに。手ごろな電車もあり、1時ちょっと前に鯛あたりに到着。
前に来たとき気になっていた昼限定の鯛めしを今回は注文。店員さんは注文を受けた後、鯛めしの札を裏返したので、運よく最後の一杯だったのでした。鯛めしはおいしく頂きました。ただ、味はもう少し薄めの方が好みですね。それと、青物は三つ葉がいいかなと。控えめな量はメタボのオヤジには健康的なのですが、もうちょっと食べたいかな。
前は「しょうゆ」だったので、次ぎに来るときは「しお」と決めていた通りに、決心ゆるぎなく「海乾しお」(何と読むのかわからず。って鯛しおってまちがって言っていた)をオーダー。小海老がこうばしく香ります。塩ダレですっきりまとめている印象です。醬油に比べると生臭さはぐっと減り、私は気になりませんし、かえって潮汁に通じる風味がうまいと感じます。もちろん人それぞれですが。ちなみにスープの方はこちらの鯛あたりの方が好みですね。
麺は「しょうゆ」に使われているのと同じだと思います。個人的には好みでないです。
チャーシューは先に寄ったおーやのほうが好みです。おーやのチャーシューを食べる前だったら、おいしいと思ったでしょうが、おーやの後では評価が下がってしまいました。それほどおーやのチャーシューが私の嗜好にぴったりしていたってことですね。
連チャン(さすがに三杯目は無理)でしたが、途中けっこう歩き、一時間のインターバルもあったので、二杯目もおいしく食べられましたし、それぞれのお店の違いも分かり、興味深かったです。