3月29日三条、望月家で「長浜26」替玉2玉。
望月家の「長浜26」が本場とどう同じなのかそれとも違うのか、他の人はどうあれ、私はそれほど意味がないと思っています。
もとより、九州博多のラーメンの実情について、私の知っていることは、すべてTVとか雑誌の受け売りにすぎないわけで、結局取るに足らない自分の経験に素直に従うしかありません。
ですから、本場のとんこつはくせがある、においがすごいと聞きますが、これまで長岡界隈で体験したところでは、そのようなスープには出合ったことがありません。もっとも、私はくさやの干物も平気ですから、他の人にはそれ相応のスープなのに、すんなり受け入れていたのかもしれませんが。
繰り返しますが、この望月家の「長浜26」についても、本場と比較しているわけではまったくありません。
さて、今回久し振りに来ると、チャーシューに変化がありました。前は脂身の少ないロース肉を使い厚めに切られたチャーシューだったものが、今は適度に脂身のある豚バラ肉の薄めに切られたチャーシューになっていました。これ以外に変わったところは気がつきませんでした。このチャーシュー、肉質と薄さのせいかしっかりした肉の弾力はありながら、とろけるようなうまさ。替玉にも一枚付いてくるんだから、うれしくなります。
正直なところ、芯を感じるぼそぼそした細麺は味という一点についていえば、さほどおいしいとは思いません。ただ、この細麺の喉越しの感触はわたしにはくせになっています。
替玉を頼むのも、この喉越しの快楽を主に味わうためと言っていいですね。
蕎麦には「たぐる」という表現があるそうですが、まさしく、この「長浜26」はたぐりがいのあるラーメンです。
その一方でモチモチした中太の麺でじっくり食べてみたいと思う気持ちもありますから、人間てわがままにできているんだと思いますね。