12月2日 新潟笹口中華亭「チャーシューメン」800円
久々の中華亭。おそらく、一般受けはしないでしょうが、一度ツボに入ったならまた来たくなる一杯。濃い醤油のスープは醤油本来のうまさを味わえます。醤油の粒子が身にしみわたっていく感じさえします。スープに染まったいびつな太麺は煮込みうどんのようなうまさを連想させます。分厚く大ぶりのチャーシューの弾力ある歯触りが麺の食感とコントラストになって、これまたうれしい快感。どんぶりを覆う背脂の様は決して食欲をそそる風情でないのですけれど、何度も足を運ぶうち、この姿を見ただけで胃がキューっと鳴りだすようになってしまいました。シンプルにして複雑。野趣あふれる中の繊細。ごちそうさまでした。