最近のマイブームはSF小説を読むことです。
ということで、平井和正「サイボーグ・ブルース」は「8マン」を意識して書かれたものだそうです。ご存じでしょうが、氏は「8マン」の原作者。「なんだ、マンガの延長か」って思われたあなた、そんなもんじゃないです。すごいです。これまた一級のエンターテイメントでありながら、とにかく深い。登場人物たちのすさまじい情念が見事に作品化されています。
未完(巻末星新一氏の解説で知りました。私は全く気付きませんでした)ですが、未完であることを感じさせないほどの統一感があります。