鯛の昆布〆
めでたいと喜ぶに通じる御正月にぴったりの縁起のいい肴ですね。もっとも、初めはたんなる鯛の刺身で済ますつもりでした。格安の養殖の鯛の身は身が柔らかく、私の現在の力量では手に余る代物でした。そこで、昆布〆にしたら、余分な水分を昆布が吸ってくれ、心地よい歯触りが生まれるのではと期待して挑戦。
とにかく養殖の鯛の身が柔らかすぎるので、柵のまま昆布に包みました。柵はあらかじめ塩を振っておくとよいようです。私はこの手順を忘れてすっとばしてしまいました。
昆布は酒を振りかけて包みやすくしておきます。昆布に包んだらさらにラップで巻いて一晩冷蔵庫で寝かせます。
昆布が鯛の水分を吸収して程よい触感になりました。昆布の味も染み、養殖の格安の鯛にしてはうまいです。