昨日も海外で大きな地震がありました。あと2週間で中越地震から1年となります。私自身被害は大したことなかったのですが、なかなか収まらない余震などで強い恐怖感が残っているのでしょうか。1年だと言う事で、地震のことを考えるようになると、心臓が少しドキドキすることがあります。自然はすごいです。自然災害がなるべく最小限に被害にとどまることを祈るばかりです。
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昨日も海外で大きな地震がありました。あと2週間で中越地震から1年となります。私自身被害は大したことなかったのですが、なかなか収まらない余震などで強い恐怖感が残っているのでしょうか。1年だと言う事で、地震のことを考えるようになると、心臓が少しドキドキすることがあります。自然はすごいです。自然災害がなるべく最小限に被害にとどまることを祈るばかりです。
こんども酒の肴考
夏ですまたまたまたまたまたまた酒の肴考 今年の3月にアブサンが解禁されたというニュースを聞いたので、遅まきながら酒屋をのぞいてみると、手製の能書でアブサンを謳っているのを見つけました。喜んで買ってきたアブサンをよくよく見ると、実は代用品ということに気づきました。
アブサンはアルコールにニガヨモギの成分を溶かし込んだリキュールです。ニガヨモギのエッセンスを使ったお酒は他にもいろいろあって、有名どころは、マティーニのレシピのベルモットです。ベルモットはニガヨモギを意味するそうです。
アブサンが禁止されたのは飲みすぎると幻覚症状を引き起こすとされたからですが、その原因はニガヨモギとされています。禁止に関しては20世紀初頭の科学的な水準できちんとした判断を下すことができるのか、疑問視する声があったそうです。解禁にいたったのは、ニガヨモギがシロという科学的な根拠がだされた、と聞きました。もっとも、アルコール中のニガヨモギの成分濃度は本物よりも低く抑えられているそうです。
幻覚を起した連中は凡人とかけ離れた、いわゆる天才芸術家たちですから、アブサンのせいだけで幻覚を見たわけでもないと思います。
そういえば、「太陽と月にそむいて」の中で、このアブサンが小道具に使われていました。ディオナルド・デカプリオがアルチュール・ランボーに扮し、おかまを掘るシーンが目を引いただけの、限りなくC級に近いB級映画です。すぐアブサンだとわかったのは角砂糖と水を入れて飲んでいたからです。
アブサンが禁止されると、合法的な代用品が考案されました。その一つペルノは数種類のハーブのエキスを溶かし込んだリキールです。
紛らわしいのがラベルにABSENTEとフランス語で印刷された代用品です。冒頭で私が買ってしまった代物です。本物はABSINTHEとつづります。代用品といってもかなり本物に近いらしいのですが、そこは代用品、本物と決定的な違いが2点あります。まず、アルコール度数が55%の点です。この度数は決して低いわけではないのですが、本物は70%以上あるそうです。この高いアルコール濃度のほうが、幻覚に関係していそうですね。また、使用されているニガヨモギも本来とは違う種類なのだそうです。
ニガヨモギと聞くと、新約聖書でイエスが十字架に磔けにされた場面を思い出します。イエスが絶命する直前にニガヨモギの汁を混ぜた葡萄酒を飲むのですが、どうしてなのかなと今でも不思議に思いますが、この辺にニガヨモギをリキュールにしようとしたアイデアがあったのではないかなぞと、あれこれ考えたりもします。
ところで、このアブサンで物騒な話はしばしば毒殺に利用されたというものです。毒薬を忍び込ませても強いアルコールとニガヨモギの風味で気づかれなかったということらしいですね。それこそ甘く危険な香りということでしょうか。
※http://www.iscb.net/ BB 2005.8.12より
こんども酒の肴考
夏ですまたまたまたまたまた酒の肴考 日本酒を夏場に冷たくして飲むというのは、結構昔からあることらしいですね。もちろん、庶民には夢の話で、落語の「青菜」にも冷えたお酒に感極まるおっちょこちょいの植木屋が出てきます。
夏場の冷たいものって、30年程前まではごちそうでした。まだ冷蔵庫のなかった子供の頃、井戸のある家を羨ましく思ったものです。冷たい水でさえ羨ましいのに、粉ジュースは作れたし、おやつのトマトやキウリを冷やすこともできました。なんといっても冷たい西瓜がしゃりしゃりとたべれるのが羨ましかったですね。
今では冷蔵庫で当然の顔をして氷を作りますが、ふと子供の頃のことを思いだし、「なんという贅沢の中にいるのに、気づかないんだろう」と感じます。贅沢ついでに浄水器のおいしい水で氷を作る日々です。
前にも書きましたが、暑いこの頃は、冷酒を楽しみます。氷を入れたグラスに直接合成酒を注ぎます。氷がとけて、薄まろうがお構いなしです。このずぼらなやり方は安酒にあっているようです。口当たりはぐっと良くなり、これが一升500円もしない酒かと思うほど、端麗な味わいになります。おそらく、汗をたくさんかいた体が水増しされたアルコールの方を好ましく思うのでしょう。舌が喜ぶというよりも、喉がうまがって、鳴っているってやつですね。
※http://www.iscb.net/ BB 2005.8.10より
今年は春から異常気象気味で寒暖の差が激しいのですけれど、開花は例年よりも早まりそうです。
福島江の桜並木に恒例のちょうちんが飾り付けられました。桜はつぼみが膨らんできましたが、3月30日火曜日現在では開花はまだもう少し先です。週末にちらほらほころび始めるでしょうか。
花に嵐も風情があると言われれば、そうかもしれませんが、やっぱり春爛漫の好天のもと花見酒としゃれたいものですね。
1980年代はバブル経済に浮かれた時期ですが、今から思えば奇しくもその露払いのかたちとなったのが、マンザイブームでした。下宿の食堂のテレビの前で、学生たちと笑い転げていたものです。ツービート、B&B、紳介・竜介、オール阪神・巨人、西川のりお・よしお、セントルイス、など。すでに大御所をだったヤスキヨや一部の中堅どころをのぞけば、多くのコンビが若手でした。ザ・ボンチは「恋のボンチシート」を大ヒットさせていましたっけ。そういえば、「そ~うなんですよ」の川崎さんと「そ~なんですか」の山本さんのお二人はどうしているんでしょう。
あの頃の熱狂的な人気は、今からすればまったく不思議なことに思えます。先日ツービートのビートたけしこと北野武さんが、「ブームが来るまで、一月数千円の収入しかなかったのが、気がついたら月収一千万で、めちゃくちゃな金の使い方をした」という趣旨の発言をしていました。残念ながら、どうしてあの様なブームが到来したのかについての北野武さんのコメントはありませんでした。
その後マンザイブームで登場してきた若手が中心になって、「おれたちひょーきん族」が「8時だよ、全員集合」の裏番組として、放映されました。かってのドリフターズの怪物番組も追撃者に抜かれ、80年代の前半についには幕を閉じてしまいます。ドリフで育ってきた世代の私からすれば、ちょっと淋しさもありましたが、その頃は生意気にも「ドリフの笑いもパンチがなくなった」などという感想を抱いていました。
当時なぜ多くの人があれほど笑いに飢えていたのか、本当に不可解です。いったいその背景はなんだったのか分かりませんが、敢えて犯人探しをしてみましょうか。
当時財政再建のために、福祉関係の支出が削れていきました。文教費も例外でなく、国立大学の入学金と授業料が前年度の2倍以上となっていったときです。また、校内暴力やいじめの問題が深刻になったのも80年代ですから、世間一般は背後に潜むせち辛い世相を敏感に嗅ぎ取っていたからかもしれません。
ツービートのギャグが受けたのは、そうした世相を逆手にとっていたとも言えなくもありません。賛否両論を巻き起こした一連のブラックジョークがある意味では人々の不満を代弁していた、と言うと大げさでしょうか。もちろん文句なく面白かったのですけれども。
現在聞くところによると、お笑いブームだとも言われています。そう言えば、80年代のように、教育の現場で深刻な事件が起きていますし、さらに日本経済も悪化しています。ただ他のアジア諸国に比べれば随分恵まれているのですが。こうした中で、再びかってのようなマンザイブームは起きるのでしょうか。それにしても近頃の社会はジョークにしようにも、もうまったく支離滅裂で、なんともしようのない世相のような気もしますね。
日本が世界に誇れる芸術に浮世絵があります。喜多川歌麿、安藤広重、葛飾北斎、東洲斎写楽などの名前が、お茶漬けの記憶とともに浮かんできます。現代のわれわれにとってまだまだ疎遠となったわけではない江戸時代の浮世絵ですが、その実浮世絵についての正確な知識があるかというと、私を含めて多くの人が心もとないのではないでしょうか。
この「浮世絵」は浮世絵とその成立を可能にした社会背景、当時の人々にいかに歓迎され、あるいは為政者からいかに扱われたかが分かりやすく、しかもおもしろく描かれています。これが抜群におもしろいのは浮世絵の歴史を春画の側面から考察しているからです。
春画と聞くと、顔をしかめる人もいるかもしれませんが、筆者によれば、「春画を描くためには、すぐれた技量と、独創的な観察力と、人間に対する理解と批判が必要」であって、決して片手間にできるもではないのだそうです。こうした観点から、浮世絵絵師たちの興味深い悪戦苦闘の芸術史が語られた一冊です。
「CD Heavy Weather」(1976)
藤子不二雄さんの「怪物くん」はテレビアニメでも大ヒットしました。むしろ、私にはテレビアニメのほうがぴったりきます。私が覚えている限りでは二度アニメ化されました。私の年齢からいって、最初のほうが印象が強かったですね。白石冬美さんの怪物くんの声はぴったりとして、まさしくはまり役だと思いました。ところで、白石冬美さんはアニメ化された「巨人の星」で、星飛雄馬の姉の明子役でしたが、子ども心に違和感を感じたのを思い出します。エキセントリックなキャラクターを表現するのにふさわしい声ではないかと思います。
さて、このマンガは藤子不二雄Aこと、安孫子素雄さんの手になります。藤子・F・不二雄さんに比べると、「魔太郎が来る」「ブラック商会変奇郎」のように、怪奇趣味やオカルト的なものを取り上げることが多いようですし、「プロゴルファー猿」のように、一つの主題を追求することがお得意のようです。黒っぽい絵柄もこうした内容に合っています。後の多くの作品にとって、原点的な作品ですね。
「CD BROK'S TOPS」(1956) 1. IF ITS THE LAST LAST THING I DO
2. THE MOON IS YELLOW
3. BLUES A BROCK LONG
4. THERE'LL NEVER BE ANOTHER YOU
5. FOUR BROTHERS
6. SWEET AND LOVLY
7. BROCK ETUDE
8. WILLOW WEEP FOR ME
The Herbie Brock Trioの洗練された演奏です。
こうした演奏ではテクニック過多で、ともすれば、今一つ物足らないなんてことが起こりがちですが、このピアノトリオにはなんともいえない余韻があります。親しみやすいフレーズを紡ぎながらも、背筋がシャンと伸びているという印象を受けます。もちろん、全然堅苦しくはなく、むしろ、軽やかです。菫のようなつつましい華やかさと、祭りの後の一抹の悲哀が漂っています。大げさに言えば、詫び寂びを基調としながら、一句に軽みを求めた芭蕉晩年の境地に通ずる (本当?)かもしれません。
なんらの奇抜さも、派手さもなく、極言すれば、平凡でさえあるのですが、聴けば聴くほど愛着が湧いてくる1枚です。
(「BROK'S TOPS」(1956) 2000.08.07)
http://www.athome-no1.co.jp/
最近、仕事の関係で会う機会が増えた体操部時代の後輩から教えてもらった長岡の不動産屋さんです。社長は前職がちょっとユニークですね。