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藤子不二雄「プロゴルファー猿」全19巻 小学館

ファイル 255-1.jpg  藤子不二雄Aによる傑作ゴルフまんが。ただ、前半部分ではまんがならではの荒唐無稽なところが目立ちます。

 前半の敵役、ミスターXはタイガーマスクの虎の穴を連想させ、現時点からすれば設定に欠点が見えるのですが、この「プロゴルファー猿」が登場した 1974年当時、ゴルフを扱ったまんがはこれがはじめてだったそうですから、こうした食いつきを仕掛けておかざるをえなかったとも考えられます。

 ぐっとおもしろくなってくるのは、主人公がプロテストを受けようとするあたりからで、派手な対戦はなくなりますが、前にも増してメンタルな駆け引きが熱く繰り広げられていきます。

 この「プルゴルファー猿」は、前回の「あした天気になあれ」とある意味では対照的な作品です。

 後者はプロテスト合格から全米オープン勝利まで華々しくグレードアップする割には、人間的な成長はほとんど見ることができないのに対し、「プロゴルファー猿」では対戦が地味なものになっていく割には、主人公の著しい人間的成長が描かれています。

 もちろん、どちらも甲乙つけがたい傑作まんがですが、ただ「プルゴルファー猿」のラストは泣けます。

by BigBrother


タグ:藤子不二雄 ルゴルファー猿

パチンコ桃山の地下遊技場

「パチンコ桃山の地下遊技場」
「長岡のプレイスポット その1」 1997.7.31

ファイル 21-1.jpg 長岡駅をでると、左手に更地が広がっていますが、かっては長崎屋というデパートがありました。手前の信号機次第では感慨にひたるかどうかが決まってしまいますが、この横断歩道を渡ると、パチンコ店が3軒ならんでいます。一番右側のパチンコ店は、十数年前は電気店だったか、家具店だったかその両方だったかでした。まったく「パチンコ店の勢力おそるべし」ですね。

 最左翼にある桃山というパチンコ店はおそらく一番の古株ではないでしょうか?このパチンコ店には地下があります。ここでなつかしいスマートボールが楽しめるのです。

ファイル 21-2.jpg え?「スマートボールてなんだ?」ですって。今ではこれを知らない人が多いのも無理はありません。ピンボール(これだって知らない人がそろっと出始めているかも知れませんね)がただ名誉を求めるだけの孤独なダンディズムに満ちているとしたら、スマートボールは娯楽と射幸心をくすぐる泥臭いスノッビズムを帯びています。ありていにいえば、今のパチンコ台をぐっと素朴にレベルダウンし、台を寝かせてあるのです。玉は一回り大きな白いビー玉を、スマートボールのように手動で弾くのです。

 スマートボールの台は幾つか種類があります。みなさんそれぞれ自分に合う台をさがして遊んでいるようです。ただ大きく分けるとすれば、2種類の玉の買い方によって分けられるのではないかと思います。一つは100円硬貨を投入して15個ほどの玉を買うやり方。もう一つはいったん200円でメダルを3個買い、そのメダルを投入して10個ほどの玉を買い点数を稼ぎ、メダルを増やすやり方。

 とにかく遊び方によっては時間をつぶせます。2千円でじっくりやれば当分スマートボールを見たくなくなるほど堪能できます。私は時々2千円でまったく景品のことなど考えずに、ノスタルジーを噛みしめるためだけに行きます。

 パチンコが昨今楽しめる娯楽から何だか分からないものへ変容していくなかで、ふるきよき娯楽の王様「スマートボール」を味わってみてはいかがでしょうか?


「ART」(1960)



1. SO BEST MY HERT FOR YOU
2. GOOBYE,OLD GIRL
3. WHO CARES
4. OUT OF THE PAST
5. YOUNGER THAN SPRINGTIME
6. THE BETS THING FOR YOU IS ME
7. I'M A FOOL TO WANT YOU
8. THAT OLD DEVIL CALLED LOVE

 トランペットのワンホーンでは名盤の折り紙つきです。
 奇を衒ったところのない地味な演奏ですが、だからこそ聞き飽きない作品です。
 特に4曲目の「アウト・オブ・ザ・パスト」にはメランコリ―な翳を帯びた演奏にしみじみとした哀歓を覚えます。
 この「ART」では先ごろなくなられたトミー・フラナガンさんがリズムセクションの一員として活躍しています。主役のトランペットを引き立てる演奏には今更ながら感心せずに入られません。


「OVERSEAS」(1957)


ファイル 11-1.jpg

1. RELAXIN' AT CAMAEILLO
2. CHELSEA BRIDGE
3. ECLYPSO
4. DALARANA(Take 3)
5. VERDANDI(Take 1)
6. WILLOW WEEP FOR ME(Take 2)
7. BEATS UP
8. SKAL BROTHERS
9. LITTLE ROCK
10. DALARANA(Take 2)
11. VERDANDI(Take 2)
12. WILLOW WEEP FOR ME(Take 1)

 ジャズピアニスト、トミー・フラナガン、11月16日ニューヨーク市内の病院にて死去。享年71歳。合掌。
 名バイプレイヤーとして定評が高く、その名前は数々の名盤にクレジットされています。
 この「オーバーシーズ」はトミー・フラナガンさんのリーダー作品であり、ピアノトリオの名盤とされています。このCDを聞くと、いつも颯爽と疾駆していく流線型のスポーツカーが思い浮かぶのですが、どうしてでしょうかね。
 ウィルバー・リトル(b)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)とすばらしいインタープレイを交わしている一枚です。


「THIRD DIMENSION」(1956)



1. ROLAND'S THEME
2. SLOW GROOVE
3. STORMY WEATHER
4. THE NEARNESS OF YOU
5. A LA DARTE
6. EASY LIVING
7. TRIPLE THREAT

 ローランド・カークの初リーダー作品です。
 ジェームス・マディソンのピアノ、カール・ブルーイットのベース、ヘンリー・ダンカンのドラムというリズムセクションにローランド・カークのホーンですから、ワンホーンの正統ジャズになるはずですが、ローランド・カークはテナーサックス、クラリネット、ストリッチ等々とさまざまなホーンを鳴らし、これを多重録音していて摩訶不思議な雰囲気をだしています。
 一人で数種類の楽器とか多重録音とかと聞くと、実験的で難解な分かりにくい作品なのでは?と思われるかもしれませんが、驚くほど聞きやすいですね。むしろ、洒落た味わいがあります。
 とくに、四曲目の「ザ・ニアネス・オブ・ユー」はテナーとクラリネットの掛け合いが面白いですね。その情感は夢幻のようにどこかとらえどころがないようでいて、永遠の影に覆われていることを確信させてくれる不思議な演奏です。


水木しげる「悪魔くん千年王国」講談社 全2巻

ファイル 744-1.jpg ちょとした流行語にさえなった「ミレニアム」は、ラテン語由来で「千年間、千年期」という意味だそうです。日本人にはとって、この「ミレニアム」は区切りが良いということを除けば、たんなる年月の経過にすぎませんが、キリスト教圏の人々にとっては微妙な感情を引き起こす言葉だと聞きました。それは同時に、この言葉が「至福千年、千年王国」を意味するからだそうです。この宗教的ヴィジョンを示す言葉は、私のような非キリスト教徒には、むしろエキゾチックに響きます。
 この「至福千年」はさまざまなバリエーションがあるそうです。でどころは複雑らしいのですが、もっとも有名なのは、聖書の「ヨハネ黙示録」が予言する世界の終末とキリストの再臨による神聖統治の記述だそうです。
 わたしは「ミレニアム」といわれても、別段これといった宗教的な感情におそわれることはありませんが、決まって思いだすのが、水木しげるさんの「悪魔くん千年王国」です。
 ところで、水木しげるさんは同じような設定でありながら、内容が異なる「悪魔くん」をいくつか描いています。
 私が最初に出会ったのは、今から二十数年ほど前に「少年ジャンプ」に連載された「悪魔くん」でした。冒頭から悪魔を召喚するするまで、実におどろおどろしい雰囲気に惹きつけられました。不気味な蛙男、不可思議な書名の数々、梟女の幻想的な登場、魔法陣と「エロイムエッサイム」の呪文。少年の夢想をかきたてる小道具がいたるところにちりばめられていました。
 後半部分はリアルタイムでなく、ずいぶん後になって読みました。悪魔くんが警官隊の発砲で死ぬ場面が印象的ですね。
 この「悪魔くん千年王国」は他のものの中では一番劇画的でシリアスです。水木しげるさんの独特の土着的なユーモアがでていないとも言えます。でも、わたしは水木しげるさんの「悪魔くん」と言えば、これを思い浮べますし、好きな作品ですね。


茗荷(ミョウガ)の実

茗荷ミョウガの実:拡大 先月10月29日、両親が栃尾市半蔵金の親戚の家で見つけた茗荷の花と思われるものの画像をホームページに載せました。両親と親戚は60歳を過ぎていますが、初めてみたということでした。
 そして加入しているメーリングリストで聞いてみたところ、栗田さんから以下のような投稿がありました。

ミョウガの花は白いものだと思っていたので、写真を見てびっくりして『世界の植物』(朝日新聞社)を開いてみました。

茗荷ミョウガの実 以下、ミョウガの花についての抜粋です。
普通の茗荷と並べて「8月から10月に、地下茎の先に鱗片葉に包まれた長さ5から7センチの花序を出す。苞は狭卵形鋭尖頭、内部の苞は披針形で柔らかい。苞の間から淡黄色の花が次々と咲くが、1日でしぼむ。
がくは筒状で一方が切れこみ、長さ2.5センチ、花弁は3、合して筒となる。まれに朔果ができ開裂すると果皮の内面は赤い。種子は黒いが、白い種皮で包まれる」
栗田さんのメールより


信濃毎日新聞,朝刊 また、大澤さんから茗荷や生姜の仲間は種子で増える植物では無く、基本的に品種改良はできないということを教えていただきました。
 さらにその後、栗田さんから実家のお父さんの情報としてから旅館で見つけた記事を画像入りで送っていただきました。

 野沢温泉の旅館で31日の信濃毎日新聞,朝刊に ミョウガの実の記事がのっていました。10月の異常高温(平年より3度位い高い)が原因?のような記事で・・・
栗田さんのメールより


 11月なって両親が栃尾の杜々の森へ行ったときにもミョウガの実は販売している野菜の脇に見せ物の様にして置いて在り、そこで20年程前にもミョウガの実が見られたという話を聞いてきました。
 たかがミョウガとお思いでしょうが、基本的に品種改良が出来ないミョウガは生きた化石なんだろうかとか、種が出来ない植物に種が出来たのは環境の変化に対応する為なのだろうかとか、いろいろと考えてみました。一昨日は、沖縄では海水の温度が高くなり珊瑚が白くなる様子をTVで取り上げていました。これらは、環境が地球規模で変化している証拠なんでしょうか。ミョウガの話しに戻りますが20年に一回とすると一生のうちに最高でも4回しか見られない訳です。珍しいものを見られて得した様なそれどころでないような複雑な気持になります。大げさでしょうか。


タグ:ミョウガ

古谷三敏「ダメおやじ」1巻のみ 小学館

ファイル 247-1.jpg  最終的に何巻になるのかわかりませんし、三人の子どもの末っ子は途中で生まれたように私は記憶しているのですが、1巻ですで小学生ほどに成長しているので、この巻の前に話があったような気がします。いずれにせよ最終的には、アウトドアライフのノウハウを中心とした蘊蓄まんがになっていったように覚えています。

 1巻の話は思っていたよりも悲惨でした。競輪にのめり込んで家族からいっそう相手にされなくなったり、リストラで北海道へ飛ばされる途中で自殺を考えたり、赴任先から着の身着のままで上野駅にたどり着いた時には精神に変調を来していたりと、だめおやじというよりも、考えようによっては現代の中年サラリーマンにとって切実な問題が描かれていています。現在の不況下の日本で退職金を払わないためにいやがらせで辞職に追い込む企業があることを思いあわせると、笑えないギャグまんがになってしまっている観があります。そう言えば「ナニワ金融道」の青木雄二氏が朝日新聞で、日本のサラリーマンは労働者意識に欠けているし、自分たちの地位の向上を考えるのならぜひ選挙に行くべきなのにそれもしない、という主旨のことを述べられていましたが、本当にそうだと思います。

 だめおやじは趣味の世界に自分の生きがいを見いだすことができました。はたして現在の日本で自分の居場所は見つけだせるのでしょうか?

by BigBrother


タグ:古谷三敏

菅野美穂「NUDITY」ルー出版

ファイル 244-1.jpg いわゆるひとつのヘアヌード写真集ですが、今を時めく人気アイドルがモデルとなったことが多くのヘアヌード写真集の出版の経緯と趣を異にしたため、マスコミが大騒ぎしました。果ては当の人気アイドルの涙の記者会見もあったりして話題になった一冊です。

 よく分かりませんが、内容自体はさほど際立ったものではないのかも知れません。おそらくもっとプロポーション抜群のダイナマイトボディのモデルが絵画的なポーズを決めている他の写真集が存在することでしょう。それに比べれば、この写真集は人気アイドルの等身大の姿とその変化を表現しようと意図しているように思われます。もちろん、あくまでフィクションとしてでしょうが。それは成功していると思います。ただやっぱりもっと露出度があれば・・・。やっぱりぼくは芸術とは無縁なただのすけべなおじさんですね。

by BigBrother


タグ:ヘアヌード

      
  • 1998年06月03日(水)22時01分
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  • Nephew
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  • by BB

川遊び

 甥を連れて川遊びに行きました。でかける間際まで、テレビゲームに熱中して、さほど気のないようだったのですが、近くのたんぼでおたまじゃくしやおたまじゃくを網で救ったり、川に流れ込む沢では蟹を取ったりりと、はしゃぎしまくっていました。

 帰ってきてからもよほど楽しかったらしく、興奮気味にその様子を話していました。

甥の喜々とした姿を見るにたびに、子供にとって自然とふれあうよろこびの大切さをあらためて実感しました。
ファイル 199-1.jpg



タグ: 川遊び